はじめましてシメサバです。
二人とも仕事に育児、中には介護など各家庭においてやることはたくさんあります。
忙しい日々の中で「夫婦の二人の時間」が疎かになってしまうことはよくある話です。
2005年から2020年のシチズンの夫婦の会話時間の調査では夫の家事参加率は上昇しています。
しかし会話時間の平均はほぼ変わらず。
この期間で大きい変化は約2010年以降のスマートフォンの普及です。
より生活にネット環境が身近になり、SNSは世界中の人と簡単につながることができるツールとして市民権を得ました。
家にいながら一人時間を充実しやすくなり、会話の環境も変化していきました。
見ざる聞かざる言わざるも処世術のなのかもれませんが、ギスギスした夫婦関係は子どもがすぐに感づきます。(経験談)
暖かい生活の環境づくりのためにも会話の時間を見直してみるのも必要だと考えます。
「時間がないから」「疲れているから」で済ませたりすると、できた溝は深まるばかり、そして失った時間は戻ってきません。
今回は我が家の苦い体験を元に時間の考え方、話し合う時間の作り方、環境づくりを紹介したいと思います。
夫婦で真剣にお話したこと覚えていますか?
交際中にデートについていろいろ話したり、結婚するにあたって新居や式について、妊娠したときには・・・あれから幾年月もたってないのに。
最近パートナーと会話した内容言えますか?そもそも会話少ないなと思っていたら、その時は思っている以上に会話をしていません。
- 専業主婦(夫)になって仕事と家庭で分担が分かれて話しても共有できない。
- 各々が仕事しているから、疲労もあり帰宅してから話す時間がない。
- 子どもを介して話している。
- 「ねぇ」「あのさ」からはじまるのでパートナーの名前すら呼んだ覚えがない。
子どもがいれば成長に合わせて、家庭内でのウエイトを占めやすいため、とくにお母さんは子どものことで頭がいっぱいになってしまいます。
家事の分担といっても、子どもと接する時間の差でできる作業クオリティの差はできてきます。
おむつの買い出しを頼んだら違うサイズだった。洗濯物を干してくれたけど、しまう場所が違って幼稚園の準備が時間がかかったなど感謝より結果に対する干渉や小言は増えていく場合もあります。
子どもが生まれて五年以上経てば、今更あれこれなもなき家事や自身の仕事について改めて話そうと思えないくらい疲弊していって、ライフハックはネットから愚痴は外でするほうが簡単なのでしょう。
【体験談】1年半ぶりに夫婦で話し合いの場をもうけた。
我が家は転勤族です。
転勤、引っ越し自体には慣れています。母親目線として子どもが一人二人生まれて、成長をしていくと幼稚園に入ったりすると、子どもの環境変化への不安や、悩みが増えていき、昨今は人との関わりが難しい状況など悪いことが重なり、孤独感の増幅。
夫は新しい勤務環境の影響もあり、辛いことがたくさんあったのですが、各々が自分で抱え込み、共倒れのようになってしまいました。
そのような生活では小言は増え、目に見えることばかりが気になり、余計夫婦関係は悪化していきます。
1年半ほど細々と精神を保ちながら辛うじて生活をしていましたが、親族や親しい友人など頼れる人がいない環境だったため自身の限界を超えてしまいました。
今回は保健師や医師の第3者から夫婦の時間を作るよう促してもらって、作りました。
しかし、いざ話しましょうとなっても、何を話せばいいか分からない問題。
とりあえず最近のこと、やってみたことなど約1時間程でしたが、少しづつ話してみました。
1時間で何か解決できることは、ほとんどありませんが、お互いの考えを改めて知る機会となりました。考えや思っていることを少しでも知れば、次に何かあっても相手はどう思っているか考えれる可能性はあると思います。
会話時間をもうける前の最初のころは軽い育児疲れと思い一人の自由時間を作ってみました。しかし、どうしても疲労が残ったりして、リフレッシュにはなりませんでした。
私の場合は今思うと、一人の時間ではなく、純粋に夫婦の時間が欲しかっただけで、それを言えなかった、相手に甘えることもできないくらい子ども中心に生活が回っていたのです。
話をする時間をつくるために
相手に会話時間を確保したいことを伝える。
大前提として、伝えましょう。はっきりと伝えないと、今更感もあり、相手の本気度は夫婦だと余計わからなかったり、大げさだと流されることもあるからです。
今すぐじゃなくても何時から、週末に、などこちらから案を提示し、約束をすることが大事です。
対話を意識する。
会話が!と言っていましたが、あえて対話を意識しましょう。
1995年アメリカのアニータ・ブラウン、デイビット・アイザックスによって偶然開発されたワールドカフェという会議の方法。その意義や会話と対話の違いについてはリンクから見てください。抜粋すると
・会話は日常的に行われるコミュニケーション。情報交換や挨拶を指す。→関係性を築くこと ・対話は会話の中で出てくる言葉の中にどのような考え方をもっているか。 どういった感情があるかなど言葉の意味や価値観を伝え合うこと→目的を共有する
すべてに当てはまるというわけではありませんが、私はこのワールドカフェの考え方を夫婦の会話にも実践できると考えました。会話、議論ではなく、対話を。そして対話を楽しむ。
という自己解釈です。
議論は方策を考えること。
まだその段階にいく前の話です。
今、夫婦で話し合わないとと思っている人は、義務感や、焦りの方が強く出てしまう場合もあります。これらを念頭においてみると、リラックスして対話ができるようになると思います。
難しいことを例に出してきたと思いますが、私は雰囲気で物事を考えることが苦手なため、こういった具体的やり方を応用した方が考えやすいため参考にしました。
お茶を一杯用意する。
なるべくお酒やカフェインの多いものではなく、リラックスできる飲み物を用意するといいでしょう。晩酌の方が話しやすい人は話し合いができる程度でお酒を嗜むのもいいでしょう。
1回目我が家は外でお茶する予定でしたが、涙が止まらず駐車場の車内でペットボトルのお茶片手でした。
2回目の対話時間は子どもがテレビに夢中になっている30分ほどでしたが、お気に入りの紅茶を入れて話しをしました。
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一回で解決しようとしない。
焦りは禁物です。
8時をすぎているのにチョコを食べるかどうかの話し合いは早急に解決した方がいいと思います。
しかし子どもの進学、友人関係、仕事の話、実家の話など一回で解決できない話は何回かに分けて話しましょう。
気持ちが高ぶってしまうこともあるのでクールダウンは必要です。
一度対話した上で一人で考える時間の確保し、次回の話でより密な話ができるのではないでしょうか。
たとえ思うような対話ができなくても、落ち込んだり、カッとなったりはしないでください。
まずは一度でも話ができたことが素晴らしい一歩です。
まとめ
- 相手に会話時間を確保したいことを伝える。
- 対話を意識する。
- お茶を一杯用意する。
- 一回で解決しようとしない。
せっかく一緒に人生を歩むことを考えた相手なら、なるべくその関係性はよくしていたいものです。
会話がなくても良い関係性を保っている人もいるかもしれませんが、すくなくともこの記事を読んでいる方はパートナーと話がしたいと思っている人ではないかと思うので、これらが参考になれば幸いです。
そして「時間がないから」と思う方、一度スマホを置いてみましょう。
15分でも時間は確保できる人の方が多いのではないでしょうか。
お気に入りのお茶を用意して少し話をしてみましょう。
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